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ネヴァダ・ノーザン鉄道とは    

 
たまたま列車の出発とディーゼル機関車の始動が重なってしまいました。 約1分40秒です。

(最後のページから機関車添乗ヴィデオを見られます

2007 NRR

ネヴァダ・ノーザン・レールウェイという鉄道を御存知ですか。
実は私もアメリカの月刊鉄道雑誌「Trains」2006年10月号を読む迄知りませんでした。

何と蒸気とディーゼルの機関車を運転させてくれるだけでなく、
昔の状態が殆ど保存されている事から、2006年9月、国のヒストリック・ランドマークに指定され、
アメリカの鉄道ファンのみならず、一般からも脚光を浴びて来つつある鉄道会社。

鉄道関係の指定としては此処を含め6ヶ所ですが、2ヶ所は駅舎のみの指定。
蒸気機関車も此処で使用されていた2両が動態復元され使われています。
驚きはもっとあり、運転、検修を含め殆どの人が ヴォランティア。

簡単にNNRの歴史を説明しますと、


         1902年 この一帯で大規模な銅鉱脈が見つかった。
         1905年、サウザーン・パシフィック鉄道のコブレから南への鉄道建設が始まった。
         一年後には約225km南のイーライに到達、マクギルへの支線も開通。
         1907年 マクギルに精錬所の建設が開始され、他の鉱区等への3支線も完成、旅客列車運行が始まる。
         1933年 ケネコット・コッパー・マイニング社が鉄道を買収。
         1941年 旅客列車の廃止。
         1948年 ディーゼル化が始まり、殆どの蒸気機関車が引退。
         1978年 マクギルへの鉱石列車が廃止される。この頃から世界的に銅のだぶつきが起きており、
              銅価格は下落、環境問題等も含め、1983年6月精錬所が閉鎖。その翌日にエリィと
               コブレの間で最終列車の運行。鉄道の譲受、運営、即ち、動態鉄道博物館の開発目的で
               ホワイト・パイン・歴史的鉄道財団が組織された。ケネコットは51.2kmの線路、
               イースト・エリーの検修庫、扇状庫、操車場、マクギルの駅舎と車両を寄付。 

         1986秋 保存されていた蒸機40号は1964年以来始めて蒸気を上げ、機械的に完璧と評価される。
                「古きイーライーの幽霊列車」と新しく名付けられ、昔馴染みの線路を走り、代々の人々を
               興奮させる新しい時代が生まれた、と解説書にあります。保有蒸機は3両、
               ディーゼル機関車は9両で3両が貸し出し可能。

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